ごあいさつ
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院長
馬原啓太郎
目指すのは“本当に頼れる”地域のかかりつけ医
2022年5月、生まれ育ったこの新野の地で当院を継承することになりました。
地域に根付いたクリニックは日本各地にありますが特に阿南市のような数万人規模の地方自治体では 人口減少で医療施設が突如閉院するというケースを多数目にしてきました。
当院は県南地域での数少ない病床をもつ私立病院として、ケアハウスや介護老人保健施設も併設し遠方の方や交通手段のない方には無料送迎も行っています。
地域に根ざした医療を行ってきた父の意を引き継いで何歳になっても慣れ親しんだ地で皆さまが安心に暮らせるよう今後も変わらず、地域の受け皿でありつづけてまいります。
私自身は循環器内科医として20年以上経験があり、日本で最も心臓手術件数の多い病院で心エコー室長として8年間働いておりました。もちろんダニ関連の疾患も当院の専門です。そうした専門医療のバックグラウンドを強みにこれからも“本当に頼れる”地域のかかりつけ医でありたいと思います。
どんな些細な不調・不安でも、まずはお電話で気軽にご相談ください。 -
元理事長
馬原文彦
身体も心も元気になる。
そんな地域医療をこれからも1980年に無医地区だった新野町で開業してから40年以上が経ちました。 それまでは大学で心臓外科専門医として診療にあたっていましたが、新野へ来てからは外科、内科、小児科などほとんどの科の患者さんを診察してまいりました。
また、町の過疎化が進むなか、町を元気にしたいという想いのもと誰でも参加できる夏祭りや敬老会を開催し、地元の有志を集めて阿波踊り「新野げんき連」を結成するなど地域の皆さまと触れ合う機会を積極的に設けてきました。
患者さんの些細な不調に気づけるのも日頃の顔が見える関わり合いがあるからこそ。私がマダニを介する感染症「日本紅斑熱」をこの地で発見し、研究に励んでこられたのも豊かな自然環境と地域の皆さまの協力があったからに他なりません。
2022年5月、馬原医院は子供たちが引き継ぐことになりました。この新野の地に育てていただいた彼らが「地域のために役立ちたい」と言ってくれたことは嬉しい限りです。当院ではこれからも地域の皆さまとの心のつながりを絶やすことなく“身体も心も元気になる”地域医療に取り組んでまいります。
沿革
- 昭和55年3月
- 馬原医院開設
- 平成5年6月
- 介護老人保健施設悠心館 開設
- 平成10年6月
- ケアハウス悠和館 開設
- 平成11年5月
- ひまわり訪問看護ステーション 開設
- 平成11年8月
- 心和会在宅介護支援センター悠和 開設
- 平成11年11月
- 心和会デイサービスセンター悠和 開設
- 平成11年12月
- 心和会ホームヘルパーステーション悠和 開設
- 平成18年4月
- 南部高齢者お世話センター 開設
- 平成24年4月
- 馬原アカリ医学研究所・ダニの資料館 開設